猫と壁紙と私の話だ、きいてくれ

私と家族がこのアパートに引っ越してから約一年経つ。

隙間風が吹き荒れ、埃っぽいボロ家から一変。

新築で防音設備完璧の綺麗なアパートへ猫2匹を連れて、我が家はやって来た。

借家で猫を飼う上でよく問題視されるのが『壁紙ガリガリ』だろう。

猫は習性から「爪を研ぐ」という動作をよくする。しかも、どの場所ある場所ところ構わずやってしまう。

うちの猫野郎どもも例外ではない。

うちには2匹の猫がいる。

デブ猫【エルモ】小デブ【クッキー】である。

5歳離れているが2人は仲の良い親友なのだ。

寝る時、食べる時、遊ぶ時…常に一緒だ。もちろん悪さをする時も、である。

母の育てた観葉植物は毎日味見程度に食われ、妹が大好きなスルメの袋には大抵歯型をつける。父の美しい黒の制服の上で大股広げて昼寝をし、私のお気に入りの鞄には糞を入れる。

家族に何か不満があるなら教えてほしいものである。

その中でも特に酷い悪戯が『壁紙ガリガリ』だった。

コロッと話は変わるが、うちの猫達は前の家で壁に爪とぎをする事なんて一度もなかった。

爪とぎは爪とぎダンボールでちゃんとしてくれた。

それが引越ししてから急におかしくなったのだ。

「ニャンだ?この感触は!ダンボールより楽しいニャー!」

長い間飼っていると猫の表情も分かるものだ。

綺麗な白壁にガリガリと遠慮なく爪を立てる猫達の目は確かにそう言っていた。

やめさせないと…と思いつつ、気付けば私は微笑ましく猫達の楽しそうな姿を見ている。

というわけで、猫の悪事を見逃してしまう私の情けない話でありました。

胃カメラの検査を受けてきました

もう何十年も前に胃カメラの検査を受け、とても苦しい思いをしました。

二度と受けたくないと思い、胃の検査は職場のバリウム検査で終わらせていました。

しかし、昨年、胃腸の調子が悪くなり、検査を受けざるを得なくなったのです。

結果、ピロリ菌が発見され、除菌治療を行いました。

除菌後、毎年の胃カメラ検査を義務付けられました。

ピロリ菌というのは一度除菌しても再発する可能性があるのだそうです。

そう言われても、毎年受けなくてもいいのではないかと思っていました。

ところが、同世代の友人が肺がんで亡くなったこともあり、家族から医者が受けるよう言っていたのであればきちんと検査を受けたほうが良いのではと促されました。

自分が最初に行った胃カメラ検査はカメラがまだかなり大きくて、口から入れるタイプでした。

その苦しみのおかげで、長年胃カメラ検査を避けていたのです。

最近では鎮静剤を打ってくれる病院があると聞き、ネットで探してみました。

幸いなことに、職場の近くに鎮静剤を使用して検査をしている病院がありました。

胃カメラ検査の当日は朝から絶食です。

まず、鎮静剤の点滴をしながら、胃をきれいにする薬を飲みます。

鼻をきれいにするスプレーのようなものを吹きかけられて、7分ほど待ちます。

検査のための検査台に仰向けになり、鼻からゼリーを流し込まれます。カメラの通りをよくするためです。

鎮静剤だと思っていた点滴は鎮静剤ではなかったようで、意識はしっかりしていて、まったく眠くなりません。

医者が来て「眠くなりませんか?」と聞かれました。

「全然眠くありません」と答えたのが最後でした。

次に気が付いたときには検査が終わって、自分はベッドで寝ていたのです。

痛みも苦しみもなく検査が終了したのです。

今年は異常なしで終了しましたが、やっぱり来年も受けるようにと釘を刺されました。

異常がなければいいんです。しかも苦しい検査は気を失っているうちに終了しているのですから。

鼻から流されるゼリーが気持ち悪いとか、カメラを入れる前に鼻の穴に刺さされる管が気持ち悪いなんて些細なことです。

1年に一度受けていてれば早期発見にもつながります。

自分は大腸内視鏡が2年に一度の検査を義務付けられています。

せめて、2年に一度にならないものかと思うんですが・・・。

職場には1年前にピロリ菌が発見されて、除菌治療を行わずそのまま放置しているつわものもいます。

それから比べたら、1年、期間を明けて検査を受けるくらいまだまだ可愛いですよね。

と言っても、医者に言われたらそうしなければいけないと思って毎年受けてしまいそうです。